DuraSite-Edge Online Manual

2.基本的な利用方法


サービス開始の概要 #

DuraSite-Edgeのご利用を開始するには、お客様が管理されている権威DNSサーバーにて、対象FQDNのDNSレコード設定を変更していただく必要があります。

この設定により、お客様のFQDN(例:www.mysite.jp)へのWebアクセスがDuraSite-Edgeを経由し、コンテンツ配信の最適化やセキュリティ機能が適用されます。

DNS設定変更手順 #

以下の手順に従って、DNS設定を変更してください:

ステップ1:既存レコードの確認と削除 #

  • DuraSite-Edgeで利用するFQDN(例:www.mysite.jp)の現在のDNSレコードを確認
  • オリジンサーバーのIPアドレスを指すAレコードまたはAAAAレコード削除またはコメントアウト

ステップ2:CNAMEレコードの登録 #

  • 削除したA/AAAAレコードの代わりにCNAMEレコードを登録
  • CNAMEレコードの参照先として、当社から指定する専用ホスト名を設定
    (例:XXXX.durasite.net.

ステップ3:設定の反映確認 #

  • DNS設定の変更がインターネット全体に浸透するまで待機
  • 浸透時間:通常数分〜数時間、最大72時間程度

DNS設定例 #

以下に具体的なDNS設定の記述例を示します:

DNSゾーンファイルの記述例 #

■ 変更前(削除対象)

www    IN    A      xxx.xxx.xxx.xxx

■ 変更後(新規追加)

www    IN    CNAME  XXXX.durasite.net.

重要な注意事項 #

  • 作業場所:DNS設定変更は、お客様がご利用のDNSサービス(ドメイン登録業者、レンタルサーバー、クラウドDNSサービス、自社運用DNSサーバーなど)の管理画面で行ってください。
  • 指定ホスト名:CNAMEレコードの参照先ホスト名(XXXX.durasite.net.)は、お客様ごとに異なります。必ず当社から通知された正確な値を設定してください。
  • 末尾のドット:ホスト名の末尾には通常ドット(.)が必要です。ご利用のDNSサービスの仕様をご確認ください。

設定完了後のチェックリスト #

DNS設定変更後、以下の項目を確認してください:

  • □ 旧Aレコード/AAAAレコードが削除されている
  • □ CNAMEレコードが正しく設定されている
  • □ 指定されたホスト名が正確に入力されている
  • □ DNS変更が反映されている(nslookupやdigコマンドで確認)
  • □ Webブラウザでサイトが正常に表示される

設定完了

DNS設定の変更が完了すると、DuraSite-Edgeによるコンテンツ配信の最適化が開始されます。
設定に関してご不明な点がございましたら、担当営業またはサポートチームまでお気軽にお申し付けください。