機能概要 #
キャッシュされたコンテンツのTTLが切れた後、DuraSite-Edgeがどのようにオリジンサーバーと通信し、クライアントに応答するかについて説明します。TTLが切れたキャッシュは「Stale(古い)」と見なされ、そのままではクライアントへの応答に使用されません。
再検証プロセス:
Staleキャッシュに対してクライアントからリクエストがあった場合、DuraSite-Edgeはオリジンサーバーへそのコンテンツに変更があったかどうかを確認するためのリクエスト(再検証リクエスト)を送信します。これにより、不要なデータ転送を避けつつ、コンテンツの鮮度を確認します。
この際、DuraSite-Edgeは通常、自身が保持しているキャッシュの最終更新日時 (Last-Modified
) 情報に基づき、If-Modified-Since
ヘッダをリクエストに付与してオリジンサーバーに問い合わせます。これは、「この日時以降にコンテンツは変更されましたか?」という意味の問い合わせです。
オリジンサーバーは、この If-Modified-Since
ヘッダで送られてきた日時と、サーバー上のコンテンツの実際の最終更新日時を比較し、変更の有無に応じて応答します。DuraSite-Edgeは、そのオリジンサーバーからの応答ステータスコードに基づいて動作を決定します。