機能概要 #
URLリライト機能は、クライアントからのリクエストURIを内部的に別のURIに変換してオリジンサーバーに転送する機能です。
この機能により、ユーザーが実際にアクセスするURLと、オリジンサーバーで処理されるURLを分離でき、SEO対策、レガシーシステムとの互換性確保、URLの簡素化などが実現できます。
設定方法 #
URLリライトの設定は、DuraSite-Edgeの管理画面からお客様自身でルールとして設定できます。
- 管理画面にログインし、「URLベース詳細設定登録」にアクセスします。
- 対象パスの指定:
- 入力フィールド: リライトを適用したいURIパスを入力してください(例: /products/)。
- マッチ方法: 完全一致または前方一致を選択します。
- リライト設定:
- 「リライト」アクションを選択します。
- リライト先URI: 変換後のURIパスを入力してください(例: /product.php)。
- すべての設定が完了したら、「保存」ボタンをクリックします。設定が反映されるまで、少し時間がかかる場合があります。
設定例 #
URLリライト機能で設定可能な項目の例は以下の通りです:
リクエストURI | リライト先URI | 用途 |
---|---|---|
/products/123 | /product.php?id=123 | SEOフレンドリーURL |
/blog/2024/article-title | /blog.php?year=2024&slug=article-title | ブログ記事の動的生成 |
/api/v1/users | /legacy/user_list.php | レガシーシステム連携 |
/images/thumb/(.+) | /resize.php?file=$1&size=thumb | 画像リサイズ処理 |
ユースケース #
URLリライト機能が有効な具体的なシナリオをご紹介します:
SEO対策 #
検索エンジンにとって理解しやすい静的なURLを提供しながら、内部では動的なシステムで処理を行います。
適用例:/products/smartphone
→ /product.php?category=smartphone
レガシーシステム対応 #
古いシステムのURLを新しいAPIエンドポイントに見せかけたり、逆に新しいURLを既存システムで処理させたりできます。
適用例:/api/v2/data
→ /old_system/data.cgi
注意事項 #
⚠️ 重要な注意点
- リライトはクライアントには見えない内部処理です
- 正規表現を使用する場合は、パフォーマンスへの影響を考慮してください
- 複数のルールが適用される場合、優先順位に注意が必要です
👉 関連ページ
URLベースの詳細設定については、「HTTPヘッダ制御」および「リダイレクト設定」も併せてご確認ください。