DuraSite-Edge Online Manual

1.1. URL書き換え機能


機能概要 #

URLリライト機能は、クライアントからのリクエストURIを内部的に別のURIに変換してオリジンサーバーに転送する機能です。

この機能により、ユーザーが実際にアクセスするURLと、オリジンサーバーで処理されるURLを分離でき、SEO対策、レガシーシステムとの互換性確保、URLの簡素化などが実現できます。

設定方法 #

URLリライトの設定は、DuraSite-Edgeの管理画面からお客様自身でルールとして設定できます。

  1. 管理画面にログインし、「URLベース詳細設定登録」にアクセスします。
  2. 対象パスの指定:
    • 入力フィールド: リライトを適用したいURIパスを入力してください(例: /products/)。
    • マッチ方法: 完全一致または前方一致を選択します。
  3. リライト設定:
    • 「リライト」アクションを選択します。
    • リライト先URI: 変換後のURIパスを入力してください(例: /product.php)。
  4. すべての設定が完了したら、「保存」ボタンをクリックします。設定が反映されるまで、少し時間がかかる場合があります。

設定例 #

URLリライト機能で設定可能な項目の例は以下の通りです:

リクエストURIリライト先URI用途
/products/123/product.php?id=123SEOフレンドリーURL
/blog/2024/article-title/blog.php?year=2024&slug=article-titleブログ記事の動的生成
/api/v1/users/legacy/user_list.phpレガシーシステム連携
/images/thumb/(.+)/resize.php?file=$1&size=thumb画像リサイズ処理

ユースケース #

URLリライト機能が有効な具体的なシナリオをご紹介します:

SEO対策 #

検索エンジンにとって理解しやすい静的なURLを提供しながら、内部では動的なシステムで処理を行います。

適用例:/products/smartphone/product.php?category=smartphone

レガシーシステム対応 #

古いシステムのURLを新しいAPIエンドポイントに見せかけたり、逆に新しいURLを既存システムで処理させたりできます。

適用例:/api/v2/data/old_system/data.cgi

モバイル対応 #

ユーザーエージェントに応じて異なるバックエンドに振り分けることで、デスクトップとモバイルで最適化された処理を提供できます。

適用例:モバイル用の軽量版ページへのリライト

多言語対応 #

言語別のURLを統一されたバックエンドで処理することで、多言語サイトの管理を簡素化できます。

適用例:/en/about/page.php?lang=en&page=about

注意事項 #

⚠️ 重要な注意点

  • リライトはクライアントには見えない内部処理です
  • 正規表現を使用する場合は、パフォーマンスへの影響を考慮してください
  • 複数のルールが適用される場合、優先順位に注意が必要です

👉 関連ページ

URLベースの詳細設定については、「HTTPヘッダ制御」および「リダイレクト設定」も併せてご確認ください。