機能概要 #
コンテンツ書き換え機能は、オリジンサーバーから取得したレスポンスボディ(特にHTMLドキュメントなど)の内容を解析し、その中に含まれる特定の文字列を検索して、指定した別の文字列に置き換えたり、指定した文字列の前後に追加の文字列を挿入したりする機能です。
この処理は、DuraSite-Edgeサービスがクライアント(エンドユーザーのブラウザ)に応答を返す直前の段階で行われます。そのため、オリジンサーバー上にあるHTMLファイルなどを直接編集することなく、実際に配信されるコンテンツの内容を動的に変更することが可能です。
設定方法 #
コンテンツ書き換えは、DuraSite-Edgeの管理画面からお客様自身でルールとして設定できます。
- 管理画面にログインし、「コンテンツ書き換え」にアクセスします。
- 「ルールを追加」ボタンをクリックし、新しいルール設定欄を追加・表示させます。
- 書き換えペアの設定:
- 書き換え対象: レスポンスボディ内で検索したい特定の文字列(例:
http://example.com
) を入力します。 - 書き換え後: 上記の「書き換え対象」で見つかった文字列を、ここで入力した新しい文字列(例:
https://example.com
) に置き換えます。 - 複数ルールの追加:
- 「ルールを追加」ボタンをクリックすることで、複数の書き換えペア(対象と置換後のセット)を定義できます。これにより、1つのレスポンスに対して複数の異なる置換処理をまとめて設定できます。
- 書き換え対象: レスポンスボディ内で検索したい特定の文字列(例:
- すべての設定が完了したら、「保存」ボタンをクリックしてルールを適用します。設定が反映されるまで、少し時間がかかる場合があります。
主なユースケース #
- アクセス解析・広告タグの埋め込み:
- 書き換え対象:
</body>
- 書き換え後:
[計測用<script>タグ]</body>
- 書き換え対象:
- 開発環境/本番環境向け設定の切り替え:
- 書き換え対象:
var apiEndpoint = "http://dev.api.example.com";
- 書き換え後:
var apiEndpoint = "https://prod.api.example.com";
- 書き換え対象:
- プレースホルダーへの動的コンテンツ挿入:
- 書き換え対象: “
- 書き換え後:
[キャンペーンバナーのHTMLコード]
- リンクの一括修正:
- 書き換え対象:
http://old-domain.com/
- 書き換え後:
https://new-domain.com/
- 書き換え対象:
- コメントアウトによる機能無効化:
- 書き換え対象:
<div id="feature-x">
- 書き換え後: `
- 書き換え対象: