DuraSite-Edge Online Manual

1. コンテンツ内容の動的変更


機能概要 #

コンテンツ書き換え機能は、DuraSite-Edgeがオリジンサーバーから取得したコンテンツを、エンドユーザーに配信する前に自動的に変更・修正する機能です。

HTMLやCSS、JavaScriptなどのテキストベースのコンテンツに対して、文字列の置換や追加・削除を行い、配信内容を動的にカスタマイズできます。

動的コンテンツ変更

オリジンサーバーを変更することなく、CDNレベルでコンテンツの修正や機能追加が可能になり、迅速な対応や A/B テストなどに活用できます。

設定方法 #

コンテンツ書き換えルールは、DuraSite-Edgeの管理画面からお客様自身で設定できます。

  1. 管理画面にログインし、「コンテンツ書き換え」にアクセスします。
  2. 「ルールを追加」ボタンをクリックして、新しいルール設定を追加します。
  3. 書き換えルールの作成:
    • 置換前: 変更したい文字列やパターンを入力
    • 置換後: 新しい文字列を入力
  4. すべての設定が完了したら、「保存」ボタンをクリックします。設定が反映されるまで、少し時間がかかる場合があります。

設定項目 #

コンテンツ書き換え機能で設定可能な項目は以下の通りです:

設定項目説明設定例
置換前変更したい文字列やパターンold-domain.com
<title>.*</title>
置換後新しい文字列new-domain.com
<title>New Title</title>

ユースケース #

コンテンツ書き換え機能が有効な具体的なシナリオをご紹介します:

解析タグの追加 #

Google Analytics、広告タグ、ヒートマップツールなどの解析コードを、オリジンサーバーを変更せずに全ページに一括追加します。

適用例:</head>の前に解析スクリプトを挿入

緊急修正対応 #

オリジンサーバーに問題があるテキストや画像が含まれている場合、CDNレベルで迅速に修正・差し替えを行います。

適用例:誤った電話番号やメールアドレスの修正

A/Bテスト実装 #

特定の条件に基づいてコンテンツの一部を変更し、複数のバージョンを配信してユーザー反応を測定します。

適用例:ボタンテキストや見出しの変更

URL修正 #

HTML内のリンクURLやリソースパスを一括で修正し、ドメイン変更やパス構造の変更に対応します。

適用例:画像パスやCSS/JSファイルのパス修正

注意事項 #

コンテンツ書き換え機能をご利用いただく際の重要な注意点をご確認ください:

⚠️ 重要な注意点

  • パフォーマンスへの影響:過度に複雑なルールや大量の書き換えはレスポンス時間に影響する可能性があります
  • 事前テスト:本番適用前に必ず動作確認を実施してください
  • 設定反映時間:設定変更後、反映まで数分程度かかる場合があります
  • HTML構造の確認:書き換え対象のHTML構造を事前に確認し、意図しない変更を避けてください

👉 関連ページ

高度なコンテンツ制御については、「HTTPヘッダ制御」も併せてご確認ください。