DuraSite-Edge Online Manual

1. WAF設定


有料オプション機能

WAF機能のご利用には、別途オプション契約が必要です。詳細は担当営業までお問い合わせください。

機能概要 #

WAF(Web Application Firewall)は、Webアプリケーションを狙った攻撃からサイトを保護するセキュリティ機能です。

事前に定義された攻撃パターン(シグネチャ)により、悪意のあるリクエストを自動的に検知・ブロックします。

シグネチャは毎日午前4時に最新版へ自動更新され、最新の脅威に対応します。

WAF(Web Application Firewall)とは

Webアプリケーションを狙った攻撃を検知・ブロックするセキュリティ機能です。
SQLインジェクション、XSS(クロスサイトスクリプティング)、OWASP Top 10に対応した包括的な防御を提供します。

設定方法 #

WAFの設定は、DuraSite-Edgeの管理画面からお客様自身で設定できます。

  1. 管理画面にログインし、「WAF設定」にアクセスします。
  2. 対象パスの指定:
    • パス入力: WAFを有効にしたいURIパスを指定してください(例:/admin//api//login.php)。
    • 使用可能文字: 英数字、- . _ ~ * /
    • マッチ方法: 完全一致または前方一致を選択
  3. WAFの有効化:
    • ラジオボタンで「WAF有効」を選択
  4. 動作モードの選択:
    • defaultモード: 標準的な防御レベル(推奨)
    • strictモード: より厳格な防御(誤検知の可能性あり)
  5. 優先度の設定:
    • 複数ルールがある場合、具体的なルールを上位に配置
  6. すべての設定が完了したら、「保存」ボタンをクリックします。設定が反映されるまで、少し時間がかかる場合があります。

設定項目 #

WAF設定で設定可能な項目は以下の通りです:

設定項目説明設定例
対象パスWAFを適用するURIパス/admin/
/api/
WAF有効/無効WAF機能のON/OFF有効
無効
動作モード防御レベルの選択default(標準)
strict(厳格)

ユースケース #

WAF設定機能が有効な具体的なシナリオをご紹介します:

一般的なWebサイト保護 #

コーポレートサイト、ブログ、情報サイトなどの基本的なWeb攻撃からの保護を行います。

適用例:/(全パス)+ defaultモード → 基本的な防御

高セキュリティ要求サイト #

オンラインバンキング、ECサイトの決済画面、個人情報を扱うフォームなど、高セキュリティが要求されるサイトを保護します。

適用例:/checkout/(決済画面)+ strictモード → 厳格な防御

CMS(WordPress等)保護 #

WordPressなどのCMSの管理者エリアやAPIエンドポイントを保護します。

適用例:/wp-admin/(管理画面)+ defaultモード、/wp-json/(API)+ defaultモード

注意事項 #

WAF機能をご利用いただく際の重要な注意点をご確認ください:

⚠️ 重要な注意点

  • 事前テスト:設定後は必ずアプリケーションの動作テストを実施してください
  • 設定反映時間:設定変更後、反映まで数分程度かかる場合があります
  • シグネチャ自動更新:毎日午前4時に最新の脅威情報が自動更新されます

👉 関連ページ

セキュリティ設定については、「1. IPアドレスベースのアクセス制限」および「F/W設定」も併せてご確認ください。