DuraSite-Edge Online Manual

1. DDoSプロテクション


機能概要 #

DDoSプロテクションは、DuraSite-Edgeでご利用中のFQDN(ドメイン名)に対して適用される、セキュリティ強化のためのオプションサービスです。

多数の送信元からの大量アクセスでサービス停止を狙うDDoS攻撃に対し、攻撃トラフィックをDuraSite-Edge側で検知・吸収・除去します。これにより、お客様のオリジンサーバーを保護し、サービスの継続性を維持します。

DDoS攻撃とは

Distributed Denial of Service攻撃の略で、複数の送信元から同時に大量のリクエストを送信し、Webサーバーやネットワークリソースを枯渇させてサービスを利用不能にする攻撃手法です。

設定方法 #

DDoSプロテクション機能は、お客様の管理画面等から直接設定することはできません。弊社による設定作業が必要です。

  1. 利用相談: 担当営業またはサポート窓口にご連絡いただき、利用相談を行います
  2. 要件ヒアリング: 保護対象サイトや要件についてヒアリングを実施します
  3. 設定作業: 弊社にて設定作業を実施いたします
  4. 動作確認: 設定完了後、動作テストを実施して正常動作を確認します

主なユースケース #

DDoSプロテクションが特に有効なシナリオをご紹介します:

公開Webサイトの保護 #

企業ウェブサイト、ニュースサイト、ブログなど、インターネットに公開されているあらゆるWebサイトをDDoS攻撃から保護し、事業継続性を確保します。

適用例:企業公式サイト、メディアサイト

ECサイトの安定稼働 #

オンラインストアを標的とした攻撃を防ぎ、セール期間中なども含めて、機会損失や顧客信頼度の低下を防ぎます。

適用例:オンラインショップ、決済サイト

重要インフラの防御 #

金融サービス、行政サービスなど、停止が許されない重要なオンラインサービスに対して、高レベルの可用性を確保します。

適用例:銀行システム、政府サービス

注意事項 #

DDoSプロテクション機能をご利用いただく際の重要な注意点をご確認ください:

⚠️ 重要な注意点

  • 継続的な監視:攻撃パターンの変化に応じた設定見直し
  • 誤検知の可能性 : 正常なトラフィックが攻撃と誤判定される場合があります
  • レイテンシーの影響 : 防御処理により若干の応答時間増加が発生する可能性
  • コスト考慮 : 大規模攻撃時の追加料金が発生する場合があります

👉 関連ページ

セキュリティ機能については、以下のページもご参照ください: