DuraSite-Edge Online Manual

1. 画像最適化機能


機能概要 #

ImageBoost(画像変換)は、ウェブサイト上の画像(JPEG, PNG, 静止GIF)を、より軽量なWebPまたはAVIF形式に自動で変換して配信する機能です。

これらの次世代フォーマットは、画質を維持したままファイルサイズを削減できるため、ページの表示速度が向上し、データ転送量を抑えることができます。その結果、快適なユーザー体験とインフラコストの低減に貢献します。

また、閲覧ユーザーのブラウザがWebP/AVIFに対応しているかを自動で判別し、対応ブラウザには変換後の画像を、非対応ブラウザには元の画像を配信するため、表示の互換性を心配する必要はありません。

ImageBoost(画像変換)とは

画像最適化により、データ転送量を最大80%削減し、ページ読み込み時間の大幅な短縮が可能です。モバイル環境でも快適な閲覧体験を提供できます。

設定方法 #

ImageBoostの設定は、DuraSite-Edgeの管理画面からお客様自身でルールとして設定できます。

  1. 管理画面にログインし、「FQDN設定」にアクセスします。
  2. ImageBoostの有効化/無効化:
    • ImageBoostを使用する」のトグルスイッチをオン/オフにします。
  3. すべての設定が完了したら、「登録」ボタンをクリックしてルールを適用します。設定が反映されるまで、少し時間がかかる場合があります。

ユースケース #

ImageBoost機能が効果的な具体的なシナリオをご紹介します:

Webサイトの表示速度改善 #

商品画像が多いECサイトや、写真ギャラリーサイトなどで本機能を有効にし、画像ファイルのダウンロード時間を短縮してページ全体の表示を高速化します。

適用例:ECサイトの商品画像最適化

モバイル回線でのデータ量削減 #

スマートフォンなどデータ通信量が気になる環境からのアクセスに対し、ファイルサイズの小さいWebPまたはAVIF画像を配信することで、ユーザーの通信量負担を軽減し、表示も速くします。

適用例:モバイルユーザーの通信量削減

画像最適化運用の簡略化 #

Web制作者がJPEGやPNG形式で画像を作成・入稿するだけで、配信時に自動的にWebPやAVIFに最適化されるため、画像形式変換の手間を省きます。

適用例:コンテンツ制作の効率化

帯域幅コストの削減 #

画像の配信量が多いサイトにおいて、WebPやAVIF変換によって総転送データ量を削減し、CDNやサーバーのネットワーク帯域コストを抑制します。

適用例:インフラコストの最適化

注意事項 #

ImageBoost機能をご利用いただく際の重要な注意点をご確認ください:

⚠️ 重要な注意点

  • 対応フォーマット
    • 変換元として対応:PNG、JPEG、GIF
    • 変換元として非対応:GIF(アニメーション)、SVG など
  • 最大変換サイズ:5MB(変換前)
  • 特定画像の変換無効化:厳密な画質が求められる画像については、オリジンサーバー側で Cache-Control: no-transform ヘッダを付与することで変換対象から除外できます

👉 関連ページ

総合的なパフォーマンス向上については、「キャッシュ対象」も併せてご確認ください。