機能概要 #
DuraSite-Edgeサービスの導入時や設定変更時には、本番環境に影響を与えることなく、安全に動作確認を行うことが重要です。
このページでは、hostsファイルを活用したテスト環境での動作確認方法について説明します。この方法により、ご自身のPC上でのみDuraSite-Edgeを経由した動作をテストでき、本番DNSを変更する前の事前検証が可能になります。
テスト環境での動作確認のメリット
- 安全なテスト:一般ユーザーに影響を与えずに動作確認
- 事前検証:本格導入前のリスク回避
- 問題の早期発見:設定ミスや互換性問題の事前発見
設定方法 #
hostsファイル設定による試験通信は、お客様自身で設定できます。
- hostsファイルを開く:
- Windows: メモ帳を「管理者として実行」して
C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts
を開く - macOS/Linux: ターミナルで
sudo nano /etc/hosts
を実行
- Windows: メモ帳を「管理者として実行」して
- 設定を追記:
- 書式:
[IPアドレス] [半角スペース] [FQDN]
- 入力例:
203.0.113.100 www.example.com
- 注意: 実際のIPアドレスは弊社より別途ご連絡いたします
- 書式:
- ファイルを保存: 編集内容を上書き保存し、テキストエディタを閉じる
- 動作確認: ブラウザで設定したFQDNにアクセスし、正常に表示されることを確認
- 設定を元に戻す(重要): テスト完了後は、追記した行を削除して設定を復元
ユースケース #
hostsファイル設定による試験通信が有効な具体的なシナリオをご紹介します:
注意事項 #
hostsファイル設定による試験通信をご利用いただく際の重要な注意点をご確認ください:
⚠️ 重要な注意点
- ローカル環境限定:hostsファイルの変更は、操作を行ったPCにのみ影響します
- 一般ユーザーへの影響なし:一般ユーザーのアクセスには一切影響ありません
- 設定の復元:テスト完了後は、必ず設定を元に戻してください
- 管理者権限:hostsファイルの編集には管理者権限が必要です
トラブルシューティング #
試験通信中に発生する可能性のある問題と解決方法をご紹介します:
問題 | 原因 | 解決方法 |
---|---|---|
サイトが表示されない | • 設定の書式ミス • 権限不足 | • IPアドレスとFQDNの間にスペースがあるか確認 • 管理者権限でファイルを編集 |
古いサイトが表示される | • ブラウザキャッシュ • DNSキャッシュ | • ブラウザのハードリロード(Ctrl+F5) • ipconfig /flushdns の実行 |
設定が反映されない | • ファイル保存漏れ • 書式エラー | • ファイルが正しく保存されているか確認 • 設定行に余分な文字がないか確認 |