DuraSite-Edge Online Manual

1. IPアドレスベースのアクセス制限


概要 #

IPアドレス制限機能は、特定のIPアドレスまたはIPアドレス範囲からのアクセスを許可または拒否することで、Webサイトへのアクセスを制御するセキュリティ機能です。

この機能により、信頼できる接続元のみにアクセスを限定したり、特定の地域や不正なアクセス元からの接続を遮断したりすることができます。

アクセス制御の効果

IPアドレス制限により、不正アクセスの防止、内部システムの保護、地域制限の実装など、多層的なセキュリティ対策を実現できます。

設定方法 #

IPアドレス制限の設定は、DuraSite-Edgeの管理画面から行います:

  1. 管理画面にログインし、「IP制限設定」メニューにアクセスします。
  2. 制限ルールの作成:
    • 対象となるIPアドレスまたはIPアドレス範囲を指定します
  3. すべての設定が完了したら、「登録」ボタンをクリックします。設定が反映されるまで、少し時間がかかる場合があります。

ユースケース #

IPアドレス制限機能の代表的な活用例:

社内システムの保護 #

管理画面や内部システムへのアクセスを、会社のオフィスIPアドレスからのみに制限し、外部からの不正アクセスを防止します。

地域制限の実装 #

特定の国や地域からのアクセスを制限し、コンプライアンス要件への対応やライセンス制約のあるコンテンツ配信を実現します。

攻撃元の遮断 #

不正アクセスやスパム攻撃を行っているIPアドレスを特定し、該当するIPからのアクセスを遮断してサイトを保護します。

注意事項 #

IPアドレス制限機能をご利用いただく際の重要な注意点をご確認ください:

⚠️ 重要な注意点

  • 段階的な適用:重要でないページから先に制限を適用し、動作確認を行ってください
  • 定期的な見直し:IPアドレスの変更に合わせて設定を更新してください
  • 緊急時のアクセス手段:設定ミス時に備えて別のアクセス経路を確保してください

👉 関連ページ

総合的なセキュリティ対策については、「1.WAF設定」および「1.DDoSプロテクション」も併せてご確認ください。