機能概要 #
キャッシュされたコンテンツのTTLが切れると、そのキャッシュは「Stale(古い)」と見なされます。Staleキャッシュに対してクライアントからリクエストがあった場合、DuraSite-Edgeはオリジンサーバーへコンテンツの変更確認(再検証)を行います。この際、If-Modified-Since
ヘッダを用いて問い合わせます。
オリジンサーバーは、この If-Modified-Since
ヘッダで送られてきた日時と、サーバー上のコンテンツの実際の最終更新日時を比較し、変更の有無に応じて応答します。DuraSite-Edgeは、そのオリジンサーバーからの応答ステータスコードに基づいて動作を決定します。
オリジンサーバーからの応答ステータスコードに基づき、DuraSite-Edgeは以下の動作を行います。
200 OK
- 動作: オリジンでコンテンツが更新されています。新しいコンテンツを取得・キャッシュを更新し、新しいTTLを設定。クライアントに新しいコンテンツを返します。
304 Not Modified
- 動作: オリジンでコンテンツは更新されていません。既存キャッシュが有効と確認できたため、キャッシュのTTLをリフレッシュ。クライアントに既存キャッシュ内容を返します。
404 Not Found
または410 Gone
- 動作: コンテンツがオリジンから削除されています。キャッシュを削除し、クライアントにエラーを返します。
5xx
系のサーバーエラー- 動作: オリジンサーバーでエラーが発生。クライアントにエラーを返します。
このプロセスにより、DuraSite-Edgeはオリジンとの通信量を抑えつつ、コンテンツの鮮度を適切に管理し、クライアントへ応答します。